さよならのあとに・・・ Ⅲ
夜になって、また涙が溢れてきた。
もう…これは赤目決定だな
なんて冷静に考えつつ、昼間のメールをもう一度開いた。
『来年の3月の終わりにまた会おうよ
今の俺じゃ何もできないや
それまで 離れよう』
一言一言の重みを改めて感じた。
お互いに気持ちは薄れてなくて、それぞれが互いの相手を求めている。
それが叶わぬとなると、身を裂かれるような痛みが体を貫く。
けれど、約束は約束。
この辛さを乗り越えたら…新しい道が開かれるかな?
でも…私に耐えられるかな…
その時、あることに気付いた。メールにスクロールバーがついてる…。
最初に見える内容ばかりに囚われて、確認するのを忘れていた。
スクロールしていくが…真っ白なページが続く。
ずっと下までスクロールすると、一行だけ言葉があった。
『ごめんね ありがとう』
枯れきったはずの涙がとめどなく溢れ出た。
あぁ…私はなんて幸せ者なんだろう
彼の最後の言葉で、こんなにまでなれる私なら…
一年間、頑張れる気がした
fin.2007.01.26
