ぼろぼろなのです。
どうして、私たちはこう困難な道を歩まなければならないのだろう。
他の人が普通にやれれることができない。
今までもそうだった。
でも、私たちはそれに耐えた。
たった一度の汚名を返上するため、頑なに約束を守り続けてきた。
それは、いつしか私たちの関係の根底に深くこびりついて離れなくなった。
他の人にどう唆されても、揺らぐことはない。呪縛のように私たちを縛り付けてきた。
でも、それを信じてもらうことはできなかった。
失われた信頼は、何をしても、何年経っても戻ることはなく・・・
ただ、疑いの眼差しを向けられるだけ。
真実と向き合おうとせず、ただただ拒絶の台詞を並べ立てるだけ。
過去を掘り返しては、呪文のように繰り返す。
「どんなに私が傷付いたか―――」
確かに貴女は傷付いただろう。
でも、それを言われ続ける私は、傷付いていないと思っているのだろうか。
それとも、塞がりかけた傷を化膿させ、いつまでも忘れさせない気でいるのだろうか。
「悲劇のヒロインぶるな」と貴女は言った。
貴女の台詞は、私に銃弾を浴びせ、それでいて「痛い!」と擦り切った腕を見せるようなものだ。
私はもう、あなたに銃口を向けてほしくない。
いつか、撃ち返してしまいそうで怖いから。
お願いだから、そっとしておいて。
傷を抉らないで。
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